- 「辞めたい」と伝えたら、人が足りないから無理って言われた
- 退職するのは1年先って言われたけど、もう限界・・・
- 引き止められても、辞められる方法が知りたい!
強い引き止めにあって、「もう辞められない」とあきらめていませんか?
迫力がある看護師長に退職を止められると、弱気になってしまいますね。
しかし辞めたい職場で働くのは、かなりしんどい上にモチベーションが上がりません。
そこで本記事では、強い引き止めでも退職できる方法5つを紹介します。
退職できる方法を前もって分かると強い引き止めに負けません。
引き止めに負けず今の職場を退職できれば、自分のやりたい事にチャレンジできますよ!
強い引き止めでも退職できる方法は以下の5つです。
- 退職の意思は曲げない
- 看護部長か人事課に相談する
- 労働基準監督署に相談
- 退職届を内容証明郵便で送る
- 退職代行を利用する
です。
【すぐにでも辞めたい、辞めたいって言えない看護師向け】
おすすめの退職代行サービス3選
・退職代行Jobs:顧問弁護士が監修で安心。退職代行利用者への無料カウンセリング特典付き!
・退職代行サービスSARABA:24,000円で経済的。労働組合の実行で安心!
・弁護士法人みやび:法律の専門家がトラブルに対応!
看護師が辞めさせてくれない時の対処法2つ
看護師が「辞めたいです」と言えば、看護師長は本気で引き止めます。
まずは、下記の表にある引き止めづらい退職理由を伝えることが大事です。
退職理由 | セリフ(例) |
---|---|
体調不良 | 家族から辞めてほしいと言われています |
スキルアップ | 〇〇の分野にチャレンジしたいです。ここでは経験できないので、退職をさせて頂きたいです。 |
引越し | 夫の転勤で引っ越します。家を買ったので引っ越します。 |
結婚 | パートナーと話し合って、私が家庭に入ることにしました。 |
妊娠 | 看護師をしていると負担が大きいので、出産するまでストレスは最小限にしたいです。 |
育児 | 子供と過ごす時間を優先したいです。 |
介護 | 介護に専念したいです。 |
しかし上記の理由を伝えても、退職に応じてくれない場合があります。
引き止められた時の対処方法は
- 退職の意思は曲げない
- 看護部長か人事課に相談
上記の2つです。それぞれ、詳しく紹介します。
大事にしないためにも、以下を前提とします
(ただし、パワハラなどやむを得ない事情は除く)
- 就業規則より早く退職の意思を伝えている
(例:就業規則は1ヶ月前だけど、3ヶ月前から退職の意思を伝えてる) - お礼奉公期間が終わっている→終わっていない場合はこちら
①退職の意思は曲げない
「退職する」という意思を曲げない、毅然(きぜん)とした態度が必要です。
退職する意思がぶれてしまうと、強い引き止めに負けます。
特にベテラン看護師長は経験豊富な分、言葉たくみに退職を引き止めます。
何を言われても、退職の意志を曲げない姿勢をとり、相手に「本気だな」と思わせましょう。
例えば「遅くても12月末に退職する」と自分の中で期限を決めましょう。
引き止めの理由は「人員不足」がほとんどです。
人員を補充されると次は、「入った人が慣れるまで」と言われ、いつまでも先延ばしにされます。
人員不足は管理者の責任なので、自分を優先しましょう。
同僚には相談しない
引き止めにあったら誰かに相談したくなります。
しかし同僚に退職の相談するのは止めた方がいいです。
同僚があなたを引き止めるかもしれません。
同僚に「辞めてほしくない」と言われたら、心が折れるかも。
辛いですが相談するのは同僚ではなく、職場と関係のない人にしましょう。
②看護部長か人事課に相談する
何度も「退職したい」と伝えても話が進まない場合は、看護部長か人事課に相談しましょう。
看護師長が退職の手続きを進めないこともあります。
看護師長の上司である看護部長が退職を受け入れたら、看護師長は納得するしかありません。
か・看護部長のところへ恐ろしくて行けないよ・・・
看護部長のところへ行くのは恐ろしくて行けませんね・・・
看護部長と話しづらい場合は人事課に相談する方法もあります。
人事課が退職の引き止めは法律違反になると判断し、退職を受け入れる可能性が高いです。
退職を断られた事実は記録にする
退職を申し出た日から、退職を断られた事実は記録に残しましょう。
労働基準監督署や弁護士に相談するときに、大事な証拠となります。
自筆で日付と話し合いの内容を記録しましょう。
辞めさせてくれない看護師が退職するための手段3つ
コンプライアンス(法令を守ること)が悪い病院では、看護部長や人事部まで相談しても退職できないかもしれません。
何度も辞めたいと言っても辞めさせてくれない!
もう円満退職はいいから、早く辞めたい!
ここまでは大事にしない努力をしましたが、残念ながら強硬手段を使う必要があります。
退職するための手段は、以下の3つです。
- 労働基準監督署に相談
- 退職届を内容証明で郵送する
- 退職代行を利用する
③労働基準監督署に相談する
看護部長や人事課に相談しても、退職できない場合は労働基準監督署に相談しましょう。
民法では、労働者の「職場を辞める権利」を守ることを記載しています。
うちは、辞める1年前に退職の意思を伝えるのがルールなんだ。
と言われますが、これは違法です。
実際にTwitterでは、退職させてくれず労働基準監督署に相談したことをツイートして話題になっています。
民法 第六百二十七条
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元)e-Gov法令検索 民法
民法第627条は「期間の定めのない雇用の解約の申入れ」となっています。
しかし雇用の期間を定めた場合も、下記にある民法第628条のようにやむを得ない事由があれば辞められます。
ただし、自分の事情が「やむを得ない事由」なのかの判断は、労働基準監督署か弁護士に相談しましょう。
民法 第六百二十八条
(やむを得ない事由による雇用の解除)
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用元)e-Gov法令検索 民法
上記の法律のように労働者には「職場を辞める権利」があるので、退職させないのは法律違反です。
ただし、ここまで来ると一人で対応するのは難しいです。
一人で抱え込まず労働基準監督署に相談しましょう。
労働基準監督署へ相談することを職場に伝えると、どうなる??
前もって「労働基準監督署に相談させて頂きます」と職場に伝える方法があります。
労働基準監督署の介入を嫌がる職場がほとんどなので、退職を受け入れる可能性が高いです。
しかし「労働基準監督署に相談する」と言って退職が決まれば、退職まで働きづらくなるかもしれません。
実際に、職場で労働基準監督署に相談すると言った先輩がいました。
当時はかなり話題になって、先輩と周囲の間に溝ができた感じでした。
「労働基準監督署」という言葉を出すと、相手は警戒して法律違反になることは言えません。
退職前に有給休暇を取得しやすくなります。
ただ、退職まで周囲の溝など気にせず働ける強いメンタルが必要になります・・・
④退職届を内容証明で郵送する
上司や先輩のパワハラでもう顔も見たくない
辞めたいと伝えても聞いてくれないし、周りとギクシャクして辛い
上記のように職場へ行かず辞めたい場合は、退職届を職場へ郵送しましょう。
しかし、退職届を普通郵便で送ると、職場と「受け取った、受け取っていない」ともめます。
誰が誰に対してどんな文書を送ったかという記録を公的に証明できる方法が、内容証明郵便。
郵送した記録と、受け取った記録も残ります。
内容証明
内容証明(ないようしょうめい)とは、郵便物の文書の内容ならびに差出人および名あて人を証明する特殊取扱のことである。
引用元)内容証明 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
送るのは退職願ではなく退職届。
退職届は労働者が「退職します」と決定したことを示します。
退職届を受け取ってから2週間より長く、労働者を職場に拘束すれば法律違反です。
民法 第六百二十七条
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元)e-Gov法令検索 民法
退職届を送った後は、法律に基づいて2週間後に退職となります。
こんなことして、2週間も働くのは無理だ・・・
退職届を内容証明で送付した場合でも、有給休暇を使う権利はあります。
しかし退職届だけでなく、文書で有給休暇の申請が必要。
内容証明郵便は難しい
内容証明郵便を自分で行うとまちがう可能性が高く、記録に残るので逆効果になるかもしれません。
一度、弁護士事務所に相談することをおすすめします。
以下の動画では、内容証明の注意点を弁護士が解説しています。
⑤退職代行を利用する
職場へ行きたくないし、看護部と話もしたくない
このような方は、退職代行サービスを利用する方法もおすすめです。
退職代行サービスは、代わりに退職の意思を伝えてくれます。
運用元によっては、有給休暇の取得など職場と条件交渉ができます。
料金は3万〜5万ぐらいが相場です。
退職代行の運営元は3つに分かれます。
- 民間企業:退職の意思を伝えるだけ
- 労働組合:団体交渉権で職場の交渉が可能
- 弁護士事務所:法的なトラブルまで対応
各運営元の対応範囲は以下のりです。
運営元 | 職場の交渉 | 裁判の対応 |
---|---|---|
民間企業 | × | × |
労働組合 | ◯ | × |
弁護士 事務所 | ◯ | ◯ |
有給休暇を消化したい時は、職場と交渉しなければいけません。
有給休暇の消化が必要な時は労働組合か弁護士事務所が運営している退職代行に依頼しましょう。
【すぐにでも辞めたい、辞めたいって言えない看護師向け】
おすすめの退職代行サービス3選
・退職代行Jobs:顧問弁護士が監修で安心。退職代行利用者への無料カウンセリング特典付き!
・退職代行サービスSARABA:24,000円で経済的。労働組合の実行で安心!
・弁護士法人みやび:法律の専門家がトラブルに対応!
辞めたい看護師を止める権利は病院にない
辞めたい看護師を引き止める権利は病院にありません。
退職日から2週間前より退職の意思を伝えられると、民法627条に定められています。
民法 第六百二十七条
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元)e-Gov法令検索 民法
2週間前に退職の意思を伝えると円満退職は難しいです。
しかし私たち看護師にも職場を辞めるという権利があると知っておけば、引き止められても落ち着いて対処できますね。
辞めさせてくれない看護師は退職を諦めないで
看護師が辞められない時の対処法は以下の2つです。
- 退職の意思は曲げない
- 看護部長か人事課に相談
看護師が退職するための手段は以下の3つです。
- 労働基準監督署に相談
- 退職届を内容証明で郵送する
- 退職代行を利用する
今回は、退職を引き止められた時の対処法と退職するための手段を紹介しました。
迫力がある看護師長や看護部長に退職を止められると、弱気になってしまいます。
しかし、辞めたい職場で働き続けるのは、精神的に辛いもの。
周囲に配慮することも必要ですが、職場が退職に応じない時は、第三者の力も必要です。
一人で悩まないで、まずは法律に詳しい労働基準監督署に相談しましょう。
法律に沿って適切なアドバイスをくれます。
まずは無料で相談できる労働基準監督署に相談するのがおすすめ!
新しい職場で楽しく看護師をしたり、新しいことにチャレンジしたりするためには、一歩行動しましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
【すぐにでも辞めたい、辞めたいって言えない看護師向け】
おすすめの退職代行サービス3選
・退職代行Jobs:顧問弁護士が監修で安心。退職代行利用者への無料カウンセリング特典付き!
・退職代行サービスSARABA:24,000円で経済的。労働組合の実行で安心!
・弁護士法人みやび:法律の専門家がトラブルに対応!
看護師の退職の流れはこちらを参照して下さい
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] おすすめ記事:【退職させてくれない看護師必見!】強い引き止めでも退職できる方法5選を紹介! […]
[…] おすすめ記事 […]