看護師を辞めたい人必見!辞めたい理由7つとその解決方法【退職は甘えではない】

看護師を辞めたい人必見! 辞めたい理由7つとその解決方法【退職は甘えではない】
  • 看護師辞めたいけど、辞めなくていい解決方法はあるかな。
  • でもハードワークや人間関係で体や心が限界
  • 職場を辞めるのって甘えなのかな・・・

看護師はハードワークだけでなく、女性特有の人間関係で体も心も疲れます。

しかし退職するには労力が必要です。特に初めての退職は、大きな決断が必要です。
できれば、退職しないで続けられたらいいですね。

私も15年以上看護師をして、何回も辞めたいと思いました。
そこで本記事では15年以上看護師を続けた私が、看護師が辞めたいと思う理由7つとその解決方法を紹介します。

この記事を読めば、今の職場を辞める以外の解決方法だけでなく、辞めた方がいいケースも分かります。

看護師を辞めたいけど迷っている方は、最後まで読んでください。

結論から言うと、看護師を辞める前に部署異動願を出しましょう。異動先が自分に合っている場合もあります。
この記事を読むと他の解決策も分かります。

目次

看護師を辞めたい理由7つと解決方法

看護師を辞めたい理由7つと解決方法

看護師を辞めたいと思う理由が主に以下の7つです。

  • 人間関係が辛い
  • 精神的に負担がある
  • ワークライフバランスが乱れる
  • 心身に支障が出た
  • 人手不足で負担が重い
  • 給料が低い
  • キャリアップしたい

ここからは、それぞれの理由の解決策を紹介します。

理由1:人間関係が辛い 解決方法

  • 上司や先輩など身近な人に相談する
  • 人間関係は割り切って業務にだけに集中する
  • 部署異動願を出す

看護師の人間関係は特有です。 
嫌いな看護師に対して、無視したり聞こえるように悪口を言うのは日常茶飯事。

私にも経験あります。 
勤務表ができた時にまず、夜勤のメンバーで苦手な先輩がいないかチェックしました。

しかしそんな人のために、あなたが辞める必要はありません。 
辞める前にできることをやってみましょう。

上司や先輩など身近な人に相談する

まずは上司や先輩など身近な人に相談しましょう。 
第三者の意見は、自分が思いつかなかった意見を得られます。

一人で悩むだけでは、解決策は浮かびにくいです。

あなたが苦手とするスタッフは、他のスタッフも嫌がっている場合が多いです。 
看護師長も扱いに困っていることも。

私は苦手な先輩と夜勤を組むのを辞めてほしいと、看護師長に相談しました。 
他のスタッフも相談したようでシフトが組めない状態となり、その先輩は異動しました。

相談するとすんなり解決することがあるので、一人で抱え込まず身近な人に相談しましょう。

人間関係は割り切って業務にだけに集中する

どこの部署にも相性が合わないスタッフはいます。 
そのような人もいると割り切って業務に集中しましょう。

職場みんなと仲良くする必要はありません。 
業務上の必要な会話だけで十分です。

業務に支障があるぐらいコミュニケーションがない場合は上司に相談しましょう。

部署異動願を出す

人間関係を割り切っても限度がある場合は、部署異動願を出しましょう。

1番最悪なのが、部署全体の人間関係が悪い場合。

女性は群れる習性があるのか、派閥を組むことが多いです。
派閥同士で揉めると、部署全体の雰囲気が悪くなります。

そのような部署は離れる方がいいです。

退職されると看護師の採用と育成にコストがかかるので、部署異動願が通ることが多いです。

注意!

いじめやパワハラを改善しない場合は退職しましょう。

そのような病院はいじめやパワハラが横行しています。
部署異動しても意味がないかもしれないので、退職した方がいいです。

理由2:精神的な負担 解決方法

  • 気分転換する
  • 部署異動願を出す

看護師の仕事は患者さんの命に直結することが多いので、責任が重く精神的に負担がかかります。 
看護師をしている限り、どの職場でもこの責任から完全に避けるのは難しいです。

しかし、辞める前に上記2つを試してみましょう。

気分転換をする

精神的な負担を解消するには、気分転換をして仕事のことを忘れる時間が必要です。 
休みの日に何もしないと、ふと仕事であった嫌なことを思い出してしまいます。

家で勉強したり、持ち帰りの仕事があるかもしれません。
それでも◯時〜◯時まで何もしないと決めることが大事。

その間は自分の好きなことをしましょう!

おすすめの気分転換は看護師が辞めたいほど疲れる時と対処法5選を解説【辞めて逃げても大丈夫】をご参照ください。

部署異動願を出す

部署によって、患者さんの容体が刻一刻と変化する部署もあります。 

例えば、ICU・救急・循環器などの急性期病棟。 
このような部署は、患者さんの少しの変化を見逃すと死に直結することが多いです。 

誰にでも向き不向きな分野があります。

地域包括ケア病棟のように、退院調整中の容体が落ち着いた患者さんを看護する病棟もあります。

もし患者さんの変化が多い部署で精神的な負担が強い場合は、部署異動願を出しましょう。

注意!

よくあるのが、急性期が苦手で慢性期病棟に異動したのに、数年後また急性期病棟に異動することです。 
総合病院ではよくあることで、人事異動は命令のため避けられません。

そのリスクを避けたい場合は、容体が落ち着いた患者さんを受け入れる療養型病院などの転職をオススメします。

理由3:ワークライフバランスが乱れる 解決方法

  • 長期休暇をとる
  • 部署異動願を出す

看護師は夜勤や残業でワークライフバランスが乱れます。 
看護師の宿命かもしれませんが、辞める前に上記2つを試してみましょう。

長期休暇をとる

看護師はシフト制ですが、調整すると長期休暇を取りやすいです。

長期休暇をとって、旅行へ行ったり家族と過ごしたりと、普段できないことをしましょう。 
私は希望で5連休をもらったことがあります。

先輩も毎年海外旅行のために、10日間休みをとっていました。

しかし長期休暇の希望は言いづらいですね。

有給休暇や夏季休暇は労働者の権利なので、看護師長は断れません。
「家庭の事情」「旅行へ行く」などと理由をいえば、長期休暇を取れる可能性が高いです。

積極的に長期休暇をとり、リフレッシュしましょう!

部署異動願を出す

夜勤や残業でワークライフバランスが乱れる時は、日勤だけの部署へ異動願を出しましょう。

病院によりますが、外来・健診・訪問看護など日勤だけの部署があります。 
夜勤があっても、残業が少ない部署もあります。

家庭の事情を理由に看護師長に相談すると、部署異動できる可能性が高いです。

注意!

総合病院では日勤だけの部署に異動しても、数年後また多忙な部署に戻されることもあります。
そのリスクを避けたい場合は、クリニックなど夜勤がない施設の転職をオススメします。

理由4:心身に支障が出た 解決方法

  • 病気休暇をとる
  • 部署異動をする

看護師は夜勤だけでなく、肉体労働で年数を重ねると体に支障が出ます。

特に多いのが腰痛。

責任の重さや人間関係によるストレスで、うつ病など精神疾患になることも多いです。

ユキ

私は適応障害になったことがあり、放置すればうつ病になっていたと医師に言われました。

まず辞める前に上記2つを行いましょう。 

病気休暇をとる

心身に支障が出た場合、病院に休職制度があれば利用しましょう。

心身が不調な時の正常な判断は難しいので、退職のような大きな決断はしない方がいいです。

ただし休職制度は労働基準法では規定されていません。休職中に給料の支給がない場合もあります。

病院の就業規則を確認しましょう。

休職中に給料がない場合は、健康保険に加入していれば傷病手当金があります。 
傷病手当金は給料の約2/3が支給されるので、生活費を確保して療養できます。

傷病手当金の詳しい紹介は退職したい看護師必見!退職を考えてから退職後までの流れを解説【計画を立てよう!】をご参照ください。

部署異動願を出す 

辞める前に部署異動願を出しましょう。

心身が良くなっても元の部署に戻ると、また不調になるかもしれません。
心身が不調になった経緯があれば、部署異動できる可能性が高いです。

注意!

部署異動しても不調を繰り返す場合は、職場自体合わない可能性が高いです。

自分に合う病院か施設の転職、働き方の変更をオススメします。

理由5:人手不足 解決方法

看護師の人手不足は、看護師個人では解決はできないです。

異動の時期で人員の補充はあります。

しかし病院全体の看護師の退職が多い場合、その病院に何か問題があるかもしれません。 
常に人手不足で、看護師を採用してもすぐに辞める病院で働くと、自分の負担が大きくなります。

常に人手不足の病院は退職を考えましょう。 

理由6:給料が低い 解決方法

看護師の給料が低い問題も、看護師個人では解決できないです。

病院の経営状態が悪いか、看護師に対してお金をかけない病院かもしれません。

さらに残業の申請をさせてくれない職場は、退職した方がいいです。

理由7:キャリアアップしたい 解決方法

看護師をしていると、専門分野を極めたくなったり、新たな分野にチャレンジしたくなります。
今の職場にない分野であれば、転職しましょう。

例えば、認定看護師や専門看護師を取りたくても、病院によっては必要ない場合もあります。
その場合は、「自分の休みやお金を使って資格を取得する」「退職して資格を取得する」となり、自分の負担が大きいです。
認定看護師や専門看護師を取得するためにサポートする病院に転職しましょう。

資格以外にもICUにチャレンジしたくても、ICUがない病院もあります。 

自分のキャリアプランに合わない病院であれば退職しましょう。

自分がどうしたいか紙に書き出そう

自分がどうしたいか紙に書き出す

今の職場を続けるか辞めるかを考える時は、自分が今後どうしたいか考える必要があります。
頭の中で考えるより、紙に書くことで自分のことを客観視できるのでオススメです。

例えば私の場合はこのように書きました。

今辛いこと
患者の重症度が高くて入退院も多い。夜勤や残業が多くて体がしんどい。
解決方法
残業が少ない部署に異動希望を出す。
解決方法の問題点
・残業が少ない部署は、小さな子供がいる看護師が優先される。
・残業が少ない部署に異動しても、数年後忙しい部署にまた異動するかもしれない。
・実際に忙しい部署に戻っているスタッフもいた。
・独身で健康だと、残業が少ない部署の希望が通る可能性が低い。
自分はどうしたい?
・自分の時間を大事にしたい。今は夜勤や残業で疲れて、好きなことをする気力もない。
・看護師としてのキャリアアップは興味はない。
・看護師以外の仕事に興味がある。
結論
・自分は急性期は向いていないので、急性期メインの病院は辞める。
・転職して自分の時間を増やして、副業で別の仕事にチャレンジする。
ユキ

紙に殴り書きからでもいいです。 
最初は色々考えていることを書くだけ書いて、整理しました。

紙に書き出して自分のことを客観視してから、結論を出すことをオススメします。

退職は甘えではなく一つの方法

退職は甘えではなく一つの方法

看護師を辞めたい理由と解決策を紹介しました。

今の職場を辞める以外の解決方法だけでなく、辞めた方がいいケースもあります。

人間関係や仕事がハードで辞めるのは甘えではありません。
我慢し続けることで、体だけでなく心が悲鳴をあげています。

ナースマン

自分が辞めたくても、周りが甘えだって言うんだ。

あなたの心身が壊れても、他人は責任を取ってくれません。
心身が壊れる前に自分の身は自分で守りましょう。

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看護師の退職の流れはこちらを参照して下さい

看護師が退職するまでの流れを解説

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